社長交代

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昨日、イデアインターナショナル(3104)の定時株主総会があり、創業社長の橋本雅治さんが退任されました。

私は、橋本さんとご縁があり、同社が2008年7月に大証ヘラクレスに上場する前から昨日まで、社外取締役をさせて頂いていました。橋本さんとはたまたま学年も一緒でした。

古田 橋本 小曽根 (古田橋本の間は、二重橋LOの大塚先生 橋本小曽根間は丸山監査役)

総会後、昼食をとりながら、

橋: 19年前にイデアを創業したときは、妻に内緒でまず会社(マルマン)を辞めて、金が無くなって督促状で妻にバレるまで黙ってたんだよね。
古: へー
橋: 「会社辞める。」とかいうと反対されるけど、先に辞めちゃえば反対できないじゃない。
古: なるほど。でも、IPOもできたから結果的にはよかったね。今日はかなり感慨がある?
橋: そうでもない。会社の規模が大きくなってきてから、保守的になって、やりたいことができない感じもあったし。イデアには、アドバイザーとしてこれからも関与するし。
古: 明日からはどうするの?
橋: 取引先にあいさつ廻りしたあとは、小さい事業を売上10億くらいにすることをしたい。そういうコンサルも含めて。
古: お疲れ様でした。

私も任期満了につき卒業させていただきました。
同社が上場してしばらくしたころ、イタリアに製造を委託していたオーガニック・コスメから、添加物が見つかったとき、業績にはかなりインパクトがあることがわかりながらも、すぐに開示して製品回収を行う意思決定ができる気持ちのいいボードでした(但し、製造過程の見直し、ブランド構築に時間がかかり、想定以上の機会損失(欠品)によるダメージがありましたが。)。

これからも魅力的な商品を消費者に沢山提供して、社業が益々発展することを祈念します。

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古田利雄>
古田利雄

主にベンチャー企業支援を中心に活動しています。上場ベンチャー企業、トランザクション、NGC、Canbas等の役員もしています。

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