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  • MVP開発の6ステップ / FIモントリオール発・IoTスタートアップの紹介

MVP開発の6ステップ / FIモントリオール発・IoTスタートアップの紹介

2015/10/28
Contents

 今回も、グローバルに展開するスタートアップ・アクセラレータFounder Instituteが紹介する記事の中から、起業家の方またはこれから起業家を目指す方におすすめの情報を紹介します。

 Founder Institute(FI)は2009年にシリコンバレーで立ち上げられた、起業家のスタートアップ立ち上げを支援するグローバルなアクセラレータです。古田弁護士がディレクターを務めるFI東京チャプターは、今年8月に2015春セメスターの卒業式が行われました。その詳細については、古田弁護士のブログ(https://www.clairlaw.jp/blog/toshiofuruta/2015/08/2-1.html)をご覧ください。

今回の紹介テーマ

  1. MVP開発の6ステップ MVP(検証のための必要最低限の機能をもったプロダクト)の開発は、「リーン・スタートアップ」のコアとなる要素です。FIデンバーのメンターであり自らもファウンダーであるMark Geene氏は、たった6つのステップでこれを達成することができると考えています。彼の説くMVPを素早く、効果的に作ることができるシンプルな方法論について、テキサス州ダラスの弁護士であるJoe Garza氏の記事を紹介します。
  2. FIモントリオール発・IoTスタートアップの紹介カナダのFIモントリオール卒業生がIoT分野で活躍しています。今年の9月にオタワで行われたカンファレンス「IoT613」に登場したFI卒業生らのIoTスタートアップを紹介します。

1 MVP開発の6ステップ

柳田

 プロダクト開発にあたって、そのプロダクトがターゲット顧客の問題解決に資するかを知るために最も効率の良い方法は、MVP(検証のための必要最低限の機能をもったプロダクト)を作ることです。
 MVPを作ることで、顧客にとって不必要な部分に時間とお金を浪費することなく、アイデアを検証し、学習し、それを繰り返すことができるのです。

 以下の6つのステップは、Mark Geene氏が共同ファウンダーであるCloud Elements社で、APIの集合・統合サービスのMVPを作った際の方法です。

ステップ1:問題を明確にする

 MVPを作る第一歩は、あなたが解決を目指している問題を書き出すことです。
 多くの場合、あなたが考える新しい製品・技術・サービスのアイデアは、あなた自身の問題意識から生じています。そこで一度、あなたが解決しようとしている問題を明確にしましょう。そうすることで、あなたのアイデアの価値を伝えることがより容易になります。

ステップ2:問題を定量化する

 あなたが解決を目指す問題がどのくらい大きいものかについて、データを集めましょう。例えば「どれだけの人々に影響を与えているか」、「どれだけの人々があなたの提案する解決策を求めているか」などです。これは市場規模を測るのにも役立ちます。

ステップ3:仮説を立てる

 仮説を立てることは、問題解決の適合性をテストするのに役立ちます。
例えば、「あなたのプロダクトは問題をどのように解決すると考えているか?」「あなたのプロダクトが従来製品と比べてどのような付加価値をもたらすか?」といった問題について仮説を立てましょう。そしてユーザーにMVPをテストしてもらう際、あなたの立てた仮説が正しいかどうか、チェックして下さい。

ステップ4:MVPを作る

 データを集め、市場を理解した上で、ようやくMVPを作り始めることができます。
 MVPを作る目的は、仮説を検証することに尽きます。そのためMVPは、ユーザーからフィードバックを得て検証を行うために必要最小限の基本的機能のみを備えていれば足ります。
 MVPが備えるべき機能を決めるための良い方法は、それぞれの機能についてユーザーストーリーを書き上げることです。次に、その機能があなたのMVPに備わっているかを判断するために、ユーザーストーリーをテストしてください。

 その際は、以下のポイントをチェックしてください。

  • この機能は、MVPの仮説および目的を支えるか?
  • この機能は、問題の解決に不可欠か?
  • ユーザーにとって、この機能が「必須」であると言えるか?
  • この機能を、2か月の開発期間内に作ることができるか?

 MVP作成の最初のターゲットは、ビジョナリーおよびアーリー・アダプター層です。これらのユーザーの声は、開発者とユーザーとの間のギャップを埋め、プロダクトが実際の問題解決に役立つかどうかを教えてくれます。これらのユーザーのニーズにフォーカスしましょう。間違っても少数の"声の大きい"ユーザーの声に影響されないでください。このようなユーザーはMVPにとって不必要な意味のない機能を要求しているだけだからです。

ステップ5:結果を測定する

 もし結果を測定しなければ、MVPをテストする意味はありません。MVPをテストしている間、ユーザーから受け取ったフィードバックおよび批評を全て書き留めましょう。その結果に基づいて、プロダクトに関するあなたの仮説の正誤を判断して下さい。

ステップ6:繰り返す/変更する

 プロダクトをより良くするために、また必要であれば方向性を変更するために、フィードバックを用いてください。受け取ったフィードバックから、どの機能が必要かを確かめることができます。ユーザーがそのプロダクトを必要と認めているか、明らかにすべきです。

 もしプロダクトがユーザーに響かなかった場合、アイデアを変更する必要があるかもしれません。ステップ1で書き出した問題を解決するために、変更する必要のあるものを明らかにしてください。
 そして、ユーザーからより良い反応を得るためには何が必要かについて考えてください。このことがオリジナルのMVPに大きな変更を加える場合であっても、恐れてはなりません。

 製品がユーザーに響いた場合、どの機能を追加すべきであり、どのようにあなたのバリュー・プロポジション(=ユーザーが望み、かつ競合他社が提供できない価値)を強化していくか、できる限り研ぎ澄ましてください。

 どのような結果になろうとも、MVPを作ることによって、多くの時間・お金を浪費せずマーケットからのフィードバックを獲得できたことは、あなたにとってプラスとなります。仮にアイデアを改める必要が生じた場合や、現在の仮説を強化する必要がある場合であっても、今度は、ターゲットとなるユーザーにとって重要な機能に時間とお金をかけることができます。なぜならあなたは、既にユーザーがどんな機能を重要と考えているかを知っているのですから。

 以上の6つのステップを意識すれば、MVPの開発は気の遠くなるような作業ではないと分かるでしょう。あなたのアイデアをより速く成功に導くために、ぜひ実践してみてください。

〈参考〉 6 Steps to Building an MVP
http://fi.co/posts/12011

2 FIモントリオール発・IoTスタートアップの紹介

木村

 Internet of Things(モノのインターネット、IoT)に関する分野がカナダで成長しています。今年の9月24日・25日にオタワで、この分野に関するカンファレンス「IoT613」が開催されました。IoT613は、ユーザー・エクスペリエンス(UX)とデザインコミュニティのユニークなコラボレーションが実現する参加型カンファレンスです。
 IoT分野における起業について、起業家5人によるパネルディスカッションが行われましたが、実はこのうちの3人が、FIモントリオールの卒業生でした。また別のセッションでゲストスピーカーを務めたのもFIモントリオール卒業生でした。
 以下では、彼らが設立したIoTスタートアップを紹介します。

(1)Fiboband

 Yanick LavoieのFibobandは、子ども向けのブレスレットと、これに対応するアプリのサービスです。このサービスは、子どもをもつ親がアプリを通じてブレスレットを付けた子どもたちの正確な位置を知ることができるというものです。

(2)Hykso

 Khalil Zaharが設立したHykso社は、格闘技のコーチやアスリート向けのウェアラブルセンサーと独自アルゴリズムを提供するスタートアップです。この技術を使うことでアスリートらは、自己の動きを客観視することができます。Hykso社は、現在カナダボクシング協会と提携し、その公式戦において自社技術を利用した映像をスクリーン上に放映することとしています。

(3)Makerbloks

 Francois PoirierのMakerBloks社が販売するのは、電子メカの入った小さな積み木です。この積み木を使えば誰でも簡単に電気回路について学び、これを作ることができます。 MakerBloks社は、クラウドファンディングを実施して成功を収め(達成率191%)、またモントリオールTechCrunchピッチオフやFunding Roadshowでも優勝を果たしています。

(4)DOT.Inc

 加えてIoT613では、FIモントリオールの卒業生であるYishel Khanがスピーカーとして登場し、「IoTがみせる新しい世界」をテーマに講演を行いました。
彼女が設立したDOT社は、子どもたちがもつ注意欠陥・多動性障害(ADHD)を定量的に分析するための脳感知ヘッドバンドを開発しました。個々の子どもたちにこのヘッドバンドを装着して脳波の動きを測定し、それぞれの子どもたち向けに対話型ゲームを考案します。そのゲームを通じて、子どもたちは認知能力を養うことができるようになるのです。

以上、FIモントリオール発のIoTスタートアップを紹介しました。日本でも注目されるIoTですが、その活用分野は限りなく広がっています。

〈参考〉 Rising IoT Sector In Canada Showcases Interesting IoT Startups
http://fi.co/posts/18501

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