テニス強化アプリ作りました!

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昨年暮れに企画したiphone用テニス強化アプリを4月6日にリリースしました。

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何故、私がスマホアプリを作るのか?は、自分自身にとっても違和感がありますが、以下の流れでそうなってしまったのでした。

私は、もともとテニスとは無縁の男でした。
私が中学生位のときは、「テニスって、育ちのいい人がやるもんでしょう。」くらいに思っていました。

40代になって、知人の紹介で、プロテニスプレーヤーとゴルフしました。その人はヨネックスの契約プロで、後でラケットやウエア一式を事務所に宅急便してくれました。

それを貰ったものの数年放置していたのですが、通っていたフィットネスクラブにテニスコートがあり、スタッフがヒッティングしてくれる制度があったので、短時間で運動量を稼ぐために、ストロークを打ちまくることを始めました。
テニスは全力で走り回るので、僕のように「生きてる感」重視派にはかなり楽しいことを発見しました。

それから、周りにテニスをするという人が居ることに気づき、しかも、皆さん結構上手であるということが分かりました。

特に、高校時代の友達の大島九州男君(参議院議員2期目目)は、庭球協会、USプロテニスツアーのコーチの有資格者という強者で、細切れ時間にテニス(特にボレー)を教えてくれました。

私が、大島君にテニスを習うようになったころ、私の次男が高校に入学し、テニス部に入部しました。
息子とテニスができると思って結構嬉しく、何度かテニスをしました。
しかし、彼が入った学校は、割とテニスの盛んなところだったので、中学から硬式をしてきた生徒さんも多く、彼はボールを打つ時間も十分にとれなかったようでした。

部員が多いテニス部は、コート数という物理的制約で、全員が十分ボールを打つことができない、他方で、テニスをしたことがない先生が顧問をされているようなテニス部もある、、、というのは、何か子供達にとって残念だな、と思っていました。他のスポーツや勉強もそうですが、正しいやり方をしなければ一所懸命に努力しても、効率的に成長することができません。

テニスの輪は段々広がり、大勢で軽井沢夏合宿や忘年会をするようになりました。プロテニスプレーヤーにレッスンに参加してもらうようにもなりました。
トッププロのフォームやボールは、アマチュアのそれとは次元が違うこともよく分かりました。

ゴルフもスイングフォームが重要ですが、スイングを撮影してチェックするアプリは以前からあり、使ったこともありました。自分のフォームを確認するのは、それだけで、効果があります。「変な打ち方してるな。」という自覚ができただけで正しいフォームに向けた取組が自分の中で始まります。

そこで、そのような機能に加えて、トッププロとスイングを比較したり、コーチングを頼んだりできるテニス用アプリがあればいいなと思うようになり、日本にはそういうのはないみたい、、、それじゃー自分で作ろうか、、、でもプログラムできないから、誰か(安く)やってくれるところないかなー、、、となってITベンダーの顧問先などに教えを乞ったり(ご迷惑をおかけしました m(__)m)と紆余曲折を経て、鍵本さんというSEと知り合い開発をお願いしました。

昨年8月に現役を引退した浜村夏美プロ、現役プロであるリー・ミンプロに動画の撮影への協力を頂いたり、中学の友達の丸山君に撮影のためにコートを貸してもらったり(みんなのテニス)と多くの皆さんにご協力を頂きました。

機能の設計、各画面の文章、デザインやアイコンの選択、規約、プライバシーポリシー等はもちろん自分でやりましたが、アップルストアへの登録は、D‐××ナンバーとか、会社名の入力(表記)の仕方がよく分からず、最後にはサポートセンターと長電話したりで苦労しました。
登録が完了した後も、itunes conect の管理画面で、税務関係の選択肢を選んだりするステップが残っていたりして油断できません。
App storeでアプリを公開したい人は、リリース予定時期の45日前位から登録に取り掛かった方が無難です。
結局、3月20日過ぎに3月29日にアプリのリリースの申し込みをして、4月6日の夕方にリリースの許可が出て、同日リリースされました。

自分の考えがまとめられたアプリが世の中に出て、これから皆さんに使ってもらえるのか(売れるのか?)、役に立てるのか? 興味深々です。
手前味噌ですが、このアプリに搭載されている浜村夏美プロのフォアハンドストロークのビデオは、スイングがダイナミックで感動的にカッコいいです。
それを対面コーチングの範疇からネットの世界に解き放てたことは、自分としては「やったーーヽ(^o^)丿」感があります。

ちなみに、私は2月からβ版を使っていましたが、自分のフォームを省みるというのはかなり効果があります。
もちろん、苦痛も伴います。プロ選手との腰の入り方、腰の落ち方、スイングの大きさなどを比べると、自分が90歳の老人のように見えます (T_T)

ゴルフでも使っていますが、後ろから撮影して、ダウンスイングにおいて、自分がいかに腕に力でアウトサイドインに下ろしているかも良くわかりました。
何度撮影しても治らないので、ゴルフ止めようかと思うくらい。
そこに、友人から「病気は治るけど、癖は治らないんだっって、」という身も蓋もない一撃を加えられるという一幕もありました。

しかし、反省して、少しづつ直していくと、ひと月、ふた月でフォームが変わってくるのが分かります。
人は幾つになっても成長できるものです (^^)/

imovie でチュートリアルビデオも作りました。ご照覧あれ、

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TAGS:コーチ , テニス , プロテニスプレーヤー , 上達 , 強化

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古田利雄>
古田利雄

主にベンチャー企業支援を中心に活動しています。上場ベンチャー企業、トランザクション、NGC、Canbas等の役員もしています。

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